2021/09/13 01:00

[ サイズ選びの前に... ]
インテリアは「床、壁、天井」の色が基本、つまり ”ベースカラー” となります。まずこの3箇所のカラーが決まったら家具を選んでいきます。家具はその空間に対して、統一感を出したり、逆にアクセントをつけたりすることができるため、インテリアの印象を左右する重要なパーツになります。なかなか買い換える機会の少ない家具だからこそ楽しく、大切に選んでいきたいですよね。




今回は 「理想のテーブル、デスクサイズの決め方」についてまとめてみたいと思います。なお、ここでは椅子を使うことを前提とした「テーブル・デスク」のサイズ選びとします。 ※リビングテーブルは別の回とします。また、一般のご家庭に限定してご紹介します。 ※オフィスや店舗も別の回とします。




理想のサイズを選ぶために「 3つのポイント 」に分けて考えてみました。ポイントを順に追ってみると理想のサイズが見えてきます。




ポイント1 - 天板サイズを考える


⚫️ 使い方

理想の「天板の幅」「天板の奥行」を決めるために、まず " 使い方 " を考えます。使い方によって必要なサイズが変わってくるからです。主な使い方は、「ダイニングテーブル」か「デスク」のどちらかですが、最近はテレワークも多くなり「ダイニングテーブル兼デスク」という方も多くなってきました。まずは、どれにあてはまるか考えてみます。

⚫️ 使う人数

使い方を考えたら次は使う人数を考えます。使い方③ は更に細分化して、「デスクトップパソコンでのお仕事」と 「ノートパソコンでのお仕事」に分けて考えます。「使い方」と「使う人数」をしっかりと把握できれば、最適な天板サイズが決まります。




 ポイント2 - レイアウトを考える


テーブル、デスクの設置位置だけではなく、動線も十分に考えましょう。椅子を引いたり、座ったりしてもストレスにならないスペースの確保が必要です。通路に人が通ることはできるか、壁からの距離は十分かなどのチェックを行います。「最低限確保したいサイズ」を確保できない場合は要注意です。

同じテーブルサイズでも、レイアウトを変えるだけで動きやすくなる場合があります。このようにレイアウトも考慮したテーブル、デスク選びが重要です。



ポイント3 - 高さと差尺を考える


次にテーブル、デスクの「高さ」と「差尺」を考えましょう。
テーブル、デスクの一般的な高さは、69cm 〜 73cm 程度です。椅子を選ぶ時、座り心地を確かめることは多いと思いますが、テーブルとの高さを確認することも重要なポイントです。特に「差尺」を意識するようにしてみます。理想の差尺は、27cm 〜 30cm です。ここで注意が必要なのが「テーブル幕板」の存在です。高さのある幕板は、特に使いづらさの原因となります。さらに肘付椅子は、幕板のためにテーブル内に椅子が収まらないこともありますのでご注意ください。



3つのポイント を押さえて、 最適なサイズが決まりましたでしょうか? 次は素材についてご紹介します。それぞれの素材の個性を知って自分に合ったテーブル、デスクを見つけていきましょう!